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FXテクニカル分析入門:移動平均線・RSIの見方と使い方を初心者向けに解説

TL;DR

テクニカル分析とは、過去の値動き(チャート)から将来の方向性を推測しようとする分析手法。初心者はまず移動平均線(トレンドの方向確認)とRSI(買われすぎ・売られすぎの目安)の2つを覚えるだけで、チャートの見え方が変わります。

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本記事は学習目的の整理であり、特定の売買判断を勧誘するものではありません。

「ローソク足の読み方は覚えたけど、チャートに表示される線やグラフは何を意味しているの?」── テクニカル指標に初めて触れたとき、私もそう感じました。

この記事では、FXテクニカル分析の基本である移動平均線RSIの2つに絞って、見方・使い方・注意点を整理します。

私の学習記録として、最初は「指標を増やせば精度が上がる」と思っていた私が、まず2つだけに絞ることでチャートの見え方が変わった過程をまとめました。

結論(1分で把握)

  • テクニカル分析とは:過去の値動きから将来の方向性を推測しようとする手法(予測ではなく「傾向の読み取り」)
  • 移動平均線:トレンドの方向と勢いを確認するための基本指標
  • RSI:買われすぎ・売られすぎを0〜100で数値化する指標
  • 初心者はまず2つだけ:移動平均線 + RSI で十分。増やしすぎると判断が混乱する
  • テクニカル分析だけでは不十分:損切り・ポジションサイジング・メンタル管理と組み合わせて使う
指標 役割 見るポイント
移動平均線 トレンドの方向確認 価格との位置関係、線の傾き
RSI 過熱感の確認 70以上=買われすぎ目安、30以下=売られすぎ目安

テクニカル分析は、ローソク足の「語彙」に「文法」を加えるようなものです。まずは移動平均線でトレンドの方向を確認し、RSIで過熱感をチェックする──この2ステップだけで、チャートから読み取れる情報量が増えます。


テクニカル分析とは:FXチャート分析の基本的な考え方

一言で:テクニカル分析は「過去の値動きのパターンから、将来の方向性を推測しようとするアプローチ」。ファンダメンタルズ分析(経済指標や政策の分析)と並ぶ、相場分析の2大手法の一つとされている。

テクニカル分析の3つの前提

テクニカル分析は、以下の前提に基づいていると一般的に説明されます。

前提 意味
価格はすべてを織り込む 経済指標・ニュース・投資家の心理などが、すべて価格に反映されているという考え方
値動きにはトレンドがある 一度始まった方向性は、しばらく続く傾向があるとされる
歴史は繰り返される 過去に見られたパターンが、将来も類似の形で現れることがあるとされる

⚠️ これらはテクニカル分析の「理論的な前提」であり、実際の相場で常に成り立つわけではありません。突発的なニュースや流動性の低下で前提が崩れることもあります。

テクニカル分析 vs ファンダメンタルズ分析

項目 テクニカル分析 ファンダメンタルズ分析
分析対象 チャート(過去の値動き) 経済指標・金利・政治情勢
判断材料 ローソク足・インジケーター GDP・雇用統計・中央銀行の政策
時間軸 短期〜中期が多い 中期〜長期が多い
強み エントリータイミングを計りやすい 相場の大きな方向感を掴みやすい
弱み 突発ニュースに弱い タイミングの精度は低い

ルナの学習メモ:テクニカル分析とファンダメンタルズ分析は「どちらが正しいか」ではなく、見ている角度が違うだけです。多くのトレーダーは両方を参考にしているとされています。私はまずテクニカル分析でチャートの読み方を覚えてから、ファンダメンタルズの影響を意識するようになりました。


テクニカル指標(インジケーター)とは:チャートに重ねる分析ツール

一言で:テクニカル指標は、過去の価格データを数式で加工し、チャート上に表示する分析補助ツール。大きく「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類がある。

インジケーターの2つの分類

分類 役割 代表例
トレンド系 トレンドの方向と勢いを確認する 移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表
オシレーター系 買われすぎ・売られすぎを判定する RSI、MACD、ストキャスティクス

初心者が最初に覚えるべき指標

指標は数多くありますが、初心者はまず2つで十分です。

優先度 指標 分類 理由
⭐ 最優先 移動平均線 トレンド系 トレンドの方向を視覚的に確認できる。最も基本的な指標
⭐ 最優先 RSI オシレーター系 買われすぎ・売られすぎを数値で確認できる。判断がシンプル
余裕があれば MACD オシレーター系 トレンドの転換を確認する補助指標
余裕があれば ボリンジャーバンド トレンド系 値動きの「ばらつき」を視覚化する

ルナの学習メモ:最初は「指標をたくさん表示すれば精度が上がる」と思って5〜6個を同時に表示していました。結果、矛盾するシグナルに振り回されて何も判断できない状態に。「まず2つ」に絞ったら、逆にチャートが読みやすくなりました。


移動平均線の見方と使い方:トレンドの方向を確認する

一言で:移動平均線(Moving Average = MA)は、一定期間の終値の平均を線でつないだもの。「今の価格がトレンドの中でどの位置にいるか」を視覚的に確認できる。

移動平均線の基本的な仕組み

移動平均線は、過去N日間の終値の平均値を毎日計算し、線でつないだものです。

用語 意味
期間 平均を計算する日数 20日、50日、200日など
SMA(単純移動平均線) 全期間を均等に平均 初心者はまずSMAで十分
EMA(指数移動平均線) 直近の価格に重みを置く 反応が速い。短期トレード向け

初心者はまず**SMA(単純移動平均線)**から始めるのが一般的です。SMAとEMAの違いを意識するのは、基本を理解してからで十分とされています。

よく使われる移動平均線の期間

期間 主な用途 特徴
5日・10日 短期トレンド 価格への反応が速い。ノイズも多い
20日・25日 中期トレンド デイトレード〜スイングトレードで使われることが多い
50日 中長期トレンド 多くのトレーダーが注目するとされる
75日 中長期トレンド 日本の証券会社で表示されることが多い(MT4/MT5等では手動で期間設定が必要な場合がある)
200日 長期トレンド 機関投資家も参照するとされる重要な移動平均線

移動平均線の基本的な読み方

状況 解釈されやすい意味
価格が移動平均線の上にある 上昇傾向にある可能性
価格が移動平均線の下にある 下降傾向にある可能性
移動平均線が上向き 上昇トレンドが続いている可能性
移動平均線が下向き 下降トレンドが続いている可能性
移動平均線が横ばい トレンドがなく、レンジ(横ばい)相場の可能性

ゴールデンクロスとデッドクロス

短期の移動平均線と長期の移動平均線を2本同時に表示すると、**クロス(交差)**がトレンド転換のヒントになることがあります。

名前 条件 示唆すること
ゴールデンクロス 短期MAが長期MAを下から上に抜ける 上昇トレンドへの転換の可能性
デッドクロス 短期MAが長期MAを上から下に抜ける 下降トレンドへの転換の可能性

⚠️ ゴールデンクロス・デッドクロスは「確定シグナル」ではありません。レンジ相場ではクロスが頻発してダマシ(誤ったシグナル)になることがよくあります。他の要素と合わせて判断するのが基本です。

移動平均線の初心者向け設定例

トレードスタイル 表示する期間の例 備考
日足チャートで練習 20日 + 75日(または50日) まずはこの2本で方向感を掴む
デイトレード 5日 + 20日 短期の流れを確認
スイングトレード 20日 + 75日 + 200日 中長期のトレンドを複合的に確認

ルナの学習メモ:移動平均線は**「過去の平均値」を表しているだけ**なので、未来を予測してくれるわけではありません。でも「今の価格が平均より上か下か」「平均線が上を向いているか下を向いているか」の2点だけ確認するだけでも、闇雲にチャートを見るよりずっと判断の軸ができると実感しました。


RSIの見方と使い方:買われすぎ・売られすぎの目安を確認する

一言で:RSI(Relative Strength Index = 相対力指数)は、一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率から「買われすぎか・売られすぎか」を0〜100の数値で示す指標。

RSIの基本的な仕組み

RSIは以下のように計算されます(初心者は計算式を暗記する必要はありません)。

項目 内容
計算期間 一般的に14(14本分のローソク足)
値の範囲 0〜100
計算の考え方 期間中の「値上がり幅の平均」÷「値上がり幅の平均 + 値下がり幅の平均」× 100

RSIの基本的な読み方

RSIの値 一般的な解釈 注意点
70以上 買われすぎの目安 → 価格が下がる可能性を検討 強い上昇トレンドでは70以上が続くこともある
30以下 売られすぎの目安 → 価格が上がる可能性を検討 強い下降トレンドでは30以下が続くこともある
50付近 方向感が弱い → トレンドの判断が難しい 他の指標と合わせて確認

RSIのダイバージェンス

RSIの応用的な使い方として、**ダイバージェンス(逆行現象)**があります。

種類 条件 示唆すること
弱気ダイバージェンス 価格は高値を更新しているが、RSIは前回の高値より低い 上昇の勢いが弱まっている可能性 → 下落転換のヒント
強気ダイバージェンス 価格は安値を更新しているが、RSIは前回の安値より高い 下降の勢いが弱まっている可能性 → 上昇転換のヒント

⚠️ ダイバージェンスは「可能性のヒント」であり、確定的な転換シグナルではありません。ダイバージェンスが出ても、トレンドがそのまま続くことは珍しくありません。

💡 ダイバージェンスは文章だけでは掴みにくい概念です。お使いのチャートツールでRSIを表示し、価格の高値・安値とRSIの高値・安値を見比べる練習をすると理解が深まります。

RSI使用時の注意点

注意点 詳細
トレンド相場では機能しにくい 強いトレンド中はRSIが70以上(または30以下)に張り付くことがある
レンジ相場で効果的 方向感のない相場で「反転ポイント」の目安として使いやすい
単独で判断しない RSIだけでエントリーするのではなく、移動平均線やローソク足パターンと組み合わせる
期間設定で感度が変わる 期間を短くするとシグナルが増える(ダマシも増える)。まずは14で始めるのが無難

ルナの学習メモ:RSIを最初に使ったとき、「70を超えたらすぐ売り!」と機械的に判断していました。実際には強いトレンド中はRSIが70以上でも価格がさらに上がり続けることがあり、逆張りで痛い思いをすることもあり得ます。RSIは「反転するかもしれない」というヒントであって、「ここで反転する」という約束ではないと理解することが大切だと感じました。


移動平均線とRSIの組み合わせ方:2つの指標で判断の精度を上げる

一言で:移動平均線でトレンドの方向を確認し、RSIでエントリーのタイミングを計る──この「方向 + タイミング」の2段階チェックが基本的な組み合わせ方。

組み合わせの基本ルール

ステップ 使う指標 確認すること
① まずトレンドを確認 移動平均線 価格がMAの上か下か? MAは上向きか下向きか?
② 次にタイミングを確認 RSI 買われすぎ・売られすぎではないか?

判断の組み合わせ例

移動平均線の状況 RSIの状況 判断の方向性
価格がMAの上 + MA上向き RSI 50前後(過熱感なし) 上昇トレンド継続の可能性 → 押し目を待って買い検討
価格がMAの上 + MA上向き RSI 70以上 上昇中だが過熱気味 → 新規エントリーは慎重に
価格がMAの下 + MA下向き RSI 30以下 下降中だが売られすぎの目安 → 反発の可能性も検討
価格がMA付近でMAが横ばい RSI 50付近 方向感なし → 無理にエントリーしない

⚠️ 上記はあくまで「判断の枠組み」であり、特定の売買を推奨するものではありません。実際のトレードでは、損切りライン・ポジションサイズ・経済指標の発表予定なども考慮する必要があります。

ルナの学習メモ:「移動平均線で方向を見て、RSIでタイミングを計る」というシンプルな組み合わせでも、両方が同じ方向を示しているときは判断に自信が持てるようになりました。逆に2つの指標が矛盾しているときは「今はエントリーしない」と判断する──この**「やらない判断」ができること**がテクニカル分析を学ぶ本当のメリットだと思います。


テクニカル分析でやりがちな初心者のミス

一言で:テクニカル分析は便利なツールだが、過信は禁物。「指標に頼りすぎる」「シグナルを確定として扱う」のが最も危険なパターン。

やりがちなミス なぜ危険か 対策
指標を増やしすぎる 情報過多で判断できなくなる。矛盾するシグナルに振り回される まず2つ(MA + RSI)に絞る
シグナルを「確定」と扱う ゴールデンクロス=買い、RSI70=売り、と機械的に行動する シグナルは「可能性の提示」。他の要素と合わせて判断する
トレンド方向に逆らう RSI 70で逆張り売りしたが、強いトレンドでさらに上昇される まず移動平均線でトレンドの方向を確認してから判断する
バックテストなしで使う 「この設定が良いらしい」と聞いただけで実戦投入する デモ口座や過去チャートで検証してから使う
時間足を考慮しない 5分足のシグナルと日足のトレンドが矛盾していることに気づかない 上位時間足のトレンドを先に確認する

ルナの学習メモ:テクニカル分析を学び始めると、「聖杯(完璧な手法)」を探したくなります。でも完璧な指標や設定は存在しないというのが、今の正直な実感です。大事なのは「テクニカル分析でトレンドの方向やタイミングのヒントを得ること」と「損切りルールで大怪我を防ぐこと」のセットだと考えています。


まとめ

テクニカル分析は「傾向の読み取り」:過去の値動きから方向性を推測する。予測ではなく「判断材料の整理」。 初心者はまず2つの指標:移動平均線(トレンド)+ RSI(過熱感)で十分。 指標は「可能性のヒント」:確定シグナルではない。損切りルールと一緒に使う。

項目 内容
テクニカル分析とは 過去の値動きから将来の方向性を推測しようとするアプローチ
移動平均線 トレンドの方向を確認する基本指標。初心者はSMA 20日+75日から
RSI 買われすぎ(70以上)・売られすぎ(30以下)の目安。期間14が標準
組み合わせ MAで方向 → RSIでタイミング
注意点 指標を増やしすぎない。シグナルを「確定」と扱わない

テクニカル分析は「相場を読む眼鏡」のようなものだと感じています。眼鏡をかけたからといって未来が見えるわけではありませんが、ぼやけていたチャートの輪郭がはっきりする感覚は確かにあります。まずは移動平均線とRSIの2つだけ表示して、日足チャートを眺める習慣から始めてみてください。🌙

免責事項:本記事は2026年2月時点の公開情報に基づいた学習記録であり、投資助言ではありません。テクニカル指標は過去の値動きから算出されるものであり、将来の値動きを保証するものではありません。FX取引には元本損失のリスクがあり、急変時には想定以上の損失や追証が発生する可能性があります(追証の有無や条件は口座・商品で異なるため、取引前に取引説明書をご確認ください)。取引の判断はご自身の責任で行ってください。


FAQ:FXテクニカル分析でよくある質問

Q. テクニカル分析とは何ですか?

A. テクニカル分析とは、過去の値動き(チャート)をもとに、将来の値動きの方向性やタイミングを推測しようとする分析手法です。ローソク足やインジケーター(指標)を使って相場の傾向を読み取ります。ただし、過去のパターンが将来も繰り返される保証はありません。

Q. 移動平均線とは何ですか?初心者にもわかるように教えてください

A. 移動平均線は、一定期間の終値の平均値を線でつないだものです。たとえば「20日移動平均線」は直近20日間の終値の平均を毎日計算してつないだ線です。価格がこの線より上にあれば上昇傾向、下にあれば下降傾向と判断されることが多いです。

Q. RSIとは何ですか?どう使えばいいですか?

A. RSI(相対力指数)は、一定期間の値上がり幅と値下がり幅から「買われすぎ・売られすぎ」を0〜100の数値で示す指標です。一般に70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎの目安とされますが、強いトレンド中はRSIが高止まり・低止まりすることもあるため、単独での判断は避けるのが無難です。

Q. テクニカル指標はいくつ覚えればいい?

A. 初心者はまず移動平均線とRSIの2つで十分です。指標を増やしすぎると判断基準が増えてかえって迷いやすくなります。2つの指標の見方に慣れてから、必要に応じて追加するアプローチが一般的に勧められています。

Q. テクニカル分析だけで勝てますか?

A. テクニカル分析は値動きの傾向を読むためのツールであり、将来の値動きを保証するものではありません。損切りルール・ポジションサイジング・メンタル管理など、リスク管理と組み合わせて使うことが重要です。


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